「染み抜き王子」での取材や出演は現在全てお断りしています。
理由は3つ

1 もう王子なんて言われる歳ではない(笑)
2 元々メディアに出る事が目的でこの仕事を始めたわけではない
3 メディアに出続けるには常に新しいネタを用意しなければならない

2010年の頃にもブログでもう本も出版しないし、メディアにも露出は極力辞めますって書いたと思いますが、よく問い合わせがあるのでもう一度書いておきます( -д-)

「染み抜き」という世界を世の中に認知してもらいたいという想いは今でもありますが、もうそこそこ認知されたと思いますし、やりたい人がやればいいと思っています。
テレビや雑誌で露出し、本を出版し続けるという連鎖で成功されている人達もたくさんいます。
どう生きたいかはそれぞれその人達が考えることで、どれが正しいかなんて誰にも分からない。
ただ、その人が自分の人生をどういう風に生きたいかによってそれぞれの目標とする道は見えるはずだと思っています。

それが僕の場合そっちのベクトルではなかっただけ。

「家庭でできる染み抜き」なんて、ネタとして作ろうとすれば無限に出せます(断言!)
実際染み抜きして落ちればOKであれば無限にあります。

家庭でできる染み抜きに大切なのは「何がついた」ではなく「どんな素材についた」「どれくらいの量がついた」「ついてからどれくらい時間が経っているか」なのですが、世の中に発信するときはいつも「何がついた」ので「何をつけて落とすか」だけが発信されます。

家庭で出来る染み抜き












〇〇の部分ばかりが注目され、〇〇を用意したらシミが消えてなくなるものだと思っている人が多い。
でも、実際はマイナスの前のシミの部分はこのような数式になり、付着物と同じくらい付着した素材な何なのかが染み抜きには重要な要素になります。

こんな数式でシミをとらえようとすると難しくなるからかもしれませんが、あまりにも「何で落とすのか」という部分だけが大きく取り上げられます。

「どんな素材についた」「どれくらいの量がついたのか」「ついてからどれくらい時間が経っているか」を考えないで染み抜きネタを作るのであれば、僕は無限に出せると思っています。

で、そいういうのって世の中に発信する必要ありますか?って所にぶち当たる(笑)

インターネットで検索するとおばあちゃんの知恵袋的なネタが何万と出てきます。(らしいです)
そういう眉唾的なネタを世の中に発信するという事にやりがいを感じる人がいるなら、そういう人達がやればいいというのが僕の考え方です。
そういう今までにないネタばかりを追う姿勢がメディアの偽装やヤラセを生むのだと思います。
「新しいネタでなければ視聴者が飽きてしまうというならやらなければいい」企画自体辞めればいいと思います。

おばあちゃんの知恵袋的な内容を雑誌やTVで見ると「え?そんなんで落ちるって言っちゃっていいの???」みたいなものがたくさんあります。
それを番組として紹介するのは問題ないと思いますが、僕ら染み抜きのプロが化学的根拠の薄い内容をメディアで発信してしまうのは問題だと思っています。

一時流行ったマイナスイオンこれも科学的な根拠もないまま、メディアが取り上げ各メーカーがこぞってあらゆる製品にマイナスイオンを付けて売り出したため、世の中の大半の人がマイナスイオンはすごい効果があるものだという風に思っています。
でも実際は科学用語にマイナスイオンなんて言葉はありませんし化学的根拠もありません。
滝の前に行くと気持ち良くなる。清々しい気持ちになる。だからマイナスイオンは体に良いという単純な発想から出た事で、それを立証している化学的データがあるわけではないんですが、ここまで世の中の人に影響を与える物質になってしまっています。
「マイナスイオン」を付加価値製品として出し尽くしてしまった各メーカーが、次の付加価値として取り上げているのが「プラズマクラスター」です。
こうやって世の中にはたくさんの科学的根拠の薄い物が多くはびこり、それをビジネスチャンスにつなげる企業がたくさんいるって事を誰かが発信するべきなんですけどね。

スポンサーがひかかってどこの番組でも取り上げられない内容でしょうね(笑)