ブログ毛皮日焼け1
























ミンクの毛皮コートに日焼けです。
黒ミンクと言うだけでもかなり難しいのに、シェアード!
そしてこの変色度合い・・・Σ(`□´/)/

久しぶりにドキドキワクワクした依頼でした。

毛皮はまず毛の種類によって修復方法が異なります。
特にシェアードはカットしてる断面部分がとてもデリケートで傷みやすい構造になっていますので、毛組織のダメージを検査してから最終的にどのような作業内容が適切か判断する必要があります。

染み抜き洗浄処理から行い、毛組織のダメージ修復を行ってから、変退色した部分だけを染色していく方法を取りました。

毛皮の修復は大きく分けると3種類ありますが、ミンクなどの黒が一番難しいです。
お店選びの際はこのような黒ミンクを黒に戻せるかどうかが1つの見極めのポイントだと思ってください。

毛皮染色技術が高いお店でなければ黒ミンクを治す事はできません。
また、黒ミンクが染色できるお店であれば、毛皮以外の繊維や革でも染色技術は高いと考えてください。
繊維や革と比べ毛皮の色合わせは桁はずれに難しいからです。

この修復技法は毛内部から発色させる染色原理ですので、クリーニングに出しても雨に濡れても色落ちはしませんし、一番の特質すべき点はここまで色を染色しても風合いや肌触りは変わらないという部分です。
この染色方法は日本では当社だけのオリジナル技術になります。
たぶん世界で見てもやってる所はないと思いますが、エナメルの色素分離除去処理のように調べてもらっていませんのでなんとも言えません
(´・ω・`)

ブログ毛皮日焼け2
























毛皮染色に関しては2009年から研究しており独自の修復方法を開発しています。
費用も革や繊維に比べ高額になりますがまずはお問い合わせにてご相談ください。


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【クリーニング師と国家資格】


先日ある番組の取材を受けたのですが、その時のディレクターが来社してすぐにこう言いました。

「あ!福永さんもクリーニング師の国家資格もってらっしゃるんですね!さすがです」

話を聞くと以前取材したクリーニング業界の方がクリーニング師の国家資格を持っていたという事で番組でも取り上げたらしいんです。
しかしクリーニング店であればクリーニング師の国家資格を持っていなければ営業はできません。
クリーニング店が営業しているという事は最低1人はクリーニング師の国家資格を持っているという事になります。
僕の知っているクリーニング店ではパートさんやアルバイトの人も3年以上就業した人達はクリーニング師の国家資格を受けてもらっているというお店もあるくらいで、そこのクリーニング店では30人ぐらいクリーニング師がいるという話でした。
また、50人ぐらいいるクリーニング店では「名義貸し」してもらっており、実際にそこで働いている人は誰も持っていないというお店もありました。

そのディレクターは美容室に行って「この方は美容師の国家資格をもってらっしゃるんです!」って取り上げるのと同じことをその番組で行ったということになり、それを説明したところ顔を真っ赤にして「そうだんったんですねー」って苦笑いされていました。

クリーニング師という言葉が耳慣れないから知らない人が多いのでしょうが・・・
国家資格と言っても上は税理士や建築士なんかがあり、国家資格という名前だけ聞くととても難しい資格のようにも聞こえますが、マッサージ師や針きゅう師などもある幅広い資格になります。

試験の内容はというと大半はクリーニングとは全く関係のない「
衛生法規に関する知識」や「公衆衛生に関する知識」で、同じような試験内容に美容師・理容師があります。
内容は似ていますが一番の違いは受験資格です。

「クリーニング師」
中学校又はこれに準ずる学校を卒業した者、中等教育学校の前期課程を終了した者、上記と同等以上の学力があると認められる者


「理美容師」
大学に入学できる者(高卒者)が厚生労働大臣が指定するそれぞれの養成施設に2年以上通い課程を修了した者

また、クリーニング店で独立するにはクリーニング師の免許を取れば出せますが、美容室を出す場合は美容室で3年以上働きその後月2回の講習を半年間受けて「管理美容師」という別の資格を取らなければお店は出せません。
友達の美容室経営者も働きながら通わなければならなかった「管理美容師」の資格を取るのが大変だったと言ってました。


もっと細かく見ると色々違いがありますが、単純に「お店を出す」という部分だけ見てもクリーニング店はクリーニング師をとればすぐに出せますが、美容室は最低6年かかります。
また、美容室で髪を切ったりシャンプーしたりする人達は全て美容師の国家資格を持っていないとできませんが、クリーニング店ではお店で1人誰かが持っていれば他の人は持っている必要がありません



僕が大昔にクリーニング師の試験を受けに行った時にびっくりしたのはその年齢層の幅です。
60近いおじいちゃんや高校生もたくさんいました。
きっと資格マニアか衛生法規や公衆衛生の試験の予備練習として受けに来ていたのだと思いますが、あきらかにクリーニングに関係ない人達が半分ぐらいいてびっくりした記憶があります。
美容師の試験にはこういう人達はまず存在しないでしょう。

クリーニング師の資格構造自体にも問題があると思いますが、これらの真実を聞いてあなたは「クリーニング師の国家資格を持っているからすごいんですね!」って言えるでしょうか?